世良心療内科クリニック

小樽市の心療内科、精神科 世良心療内科クリニック

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コラム

baby step

ブルーベリーの朝

学生のころ、テストの前になると、
突然、本が読みたくなったりしませんでしたか?
今でも、私は締め切りの前とかになると
突如、部屋の掃除をしたり、本棚の整理がしたくなる。
一種の、ってか、完全な逃避行動(^^)
で、ちょっと机のまわりをかたづけはじめると、あらららら。
新聞のきりぬきやら旅行のパンフレットやら
チョコの紙(食べた後のです・・・ちゃんとごみ箱に捨てろっつうの)やら
ガムの紙やら(すいません、捨てます・・・)小銭やら(^^)にまじって、
ひょっこり昔のFAXが出てきたりする。

“Dear ナオコ
ほっぺの傷は少しは薄くなったか?
私はなんだか勝手に「ナオコなら大丈夫 」って思ってるんだわね。
そういったら、ミッコが 「なにいってるんだぁ。あんなに繊細なのに!!」って文句いってたけど。
ん~、でも、なんか「きっと大丈夫」って思うんだもんね。
近ごろ、私の読みはけっこう当たるんだぜ~~~っ。

ともあれ、私はナオコの幸せを祈ってる。
幸運も。もちろん、武運長久もね(笑)”

???!
あぁ、思い出した。
このころ、友人のナオコは、彼氏と別れる別れないでもめて殴られたんだった。
頬の傷より、心の痛手は深く、私たちはあまり傷口にふれないようにと思いながらも、心配でおろついていた。
でも、このころ・・・って、いつごろだ?!
もう、ナオコともこのFAXにでてくるミッコとも、顔を合わせることがなくなって久しいけれど。

“そんじゃまたね!!
May the force be with you!!
(スターウォーズから、はや20年とは!!・・・)”

最後にそう書かれてるから、’97,8年ごろか?
わっ、ってことは15年前のFAXだ、これ!!
ぎ、ぎえ~~~っ!!
年代不詳のメモや書きかけの手紙は、ほかにもどんどこ出てくる。

“大学教授だって、恋をする。
恋をすれば結果として、人を傷つけたり傷つけられたりする。
それは辛いことだが、致し方ないことである。
先生、どうぞ堂々としてらしてください。
時代は恋に寛容です”

ワハハ。
これ、知り合いの教授が、別れた彼女にマスコミにばらすぞ!とおどされてたころの、励ましのお手紙だ!
大学教授っていっても、しょせん、一人の男ですからね。
恋をすれば、アンナコトやコンナコトもするわけで・・・むふふ・・・・でも、いけませんがな、二人だけの時間のヒミツ、あれこれバラすのって。
よく、ワイドショーで、政治家や芸能人の元彼や元彼女って人が、なんだかんだ告白したりしてるけど。
私、あれ、キライです。
よっぽどひどい暴力とか詐欺まがいとかの場合は、もちろん、論外だけど。
告白してるがわの人間性、疑いますです。
そりゃぁ、うらみつらみはゴマンとあるでしょうけれどもさ。
恋の責任は、基本、フィフティフィフティだと思うんで。
私、ひどい裏切られ方したことあるけど、しょうがないと思ってるよ。
(おほほ、急に語調が乱れましたです。
10年も前の恋だけど、どっかにまだ痛手が・・・・へへ)

幸い、この知人の教授は、暴露されることもなく地位も安泰、今はちゃんと新しいパートナーと幸せにやってます。

古い手紙や書きつけを見ていると、なんだか微笑んでしまうのは、人ってやっぱり恋する生き物なんだなぁって思うからだろうか?
その後、それぞれいろんなことがあって、別れたり、また出会ったり、ああ、本当に”時は流れるのだ”と実感させられるからだろうか。

“人って、「埋めあわせ」が必要というか、「埋めあわせ」を求める生き物なんだと思う今日このごろ。
恋でも、前の恋に欠けてた要素とか展開とか行動を、次の相手に求めることで(意識的、無意識を問わず)癒されたりしてる気するなぁ。
ってわけで、E氏になくてK君にあるものはなんなのかなぁなんて、勝手に思いを巡らしている私であった・・・!!”

ナオコへの追伸には、そうあった。

考古学者の吉村作治先生は、ついに第二の太陽の船を見つけたけれど。
私の部屋も、ちょっとした発掘現場みたい。

“「おかしな質問をしてよろしいでしょうか?」
「おかしな返答をしてもよければね」”

なんかのミステリーで気にいった会話を書きとめたものだけど、もうその本のタイトルもわからない。
新聞の切り抜きもがさがさ出てくる。

“アラビア半島着は12万年前
ヒトの移動 南ルート時期判明”
これはたぶん今年のあたまごろの記事だ。
われわれヒトの祖先はアフリカで誕生、いったんはアラビア半島にわたって、そこからナイル川周辺を通ってヨーロッパへ移動した北ルートと、アラビア半島を経て東南アジアへ広がる南ルートと移動していったらしいです。

ふ~~ん。
今、世界には120億人以上の人々が生きてるけど、その源がたった7人だか11人のアフリカで誕生したヒトからはじまってるって説が、いまのところ、一番正しいとされているんですってね。
う~~~ん、なんだかすごい話だわ。

そういえば、タンザニアの北部にあるンゴロンゴロ自然保護区には、人類最古の足跡があるんだとか。
人類最古ってさ?!
足跡は、大小2つ。
たぶん、母親とその幼い子供のものと思われるそう。
恋人でも夫婦でもなく、親子ってとこが、それも母と子ってとこがね、なんか”繋がっていく生命”って感じしません?

ま、実際には母親だけじゃ子供は生まれないわけですが(・・・おほほ)

“カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は 朝もやの中で バスを待っている”
谷川俊太郎の”朝のリレー”の一節も、私の机の地層の下の方から見つかった(^^)

“この地球では いつもどこかで 朝がはじまってる”
ぼくらは朝をリレーするのだ”
“そうして いわば 交代で地球を守る”

毎年、今の季節には、茨城の知人が栽培している完全無農薬のブルーベリーが実るのを楽しみにしている。
7年前から土壌を手入れ、防虫剤も使わず、虫の駆除も手作業でやり、収穫が始まったのは、やっと4年前。
だが、宅急便の箱を開けると、今年は見慣れない紙が。
“放射性ヨウ素 ヨウ素―131 不検出
放射性セシウムー134 14.8
放射性セシウムー137  12.3
測定器:ゲルマニウム半導体測定装置”
安全規定数値には十分低い数値です
と、但し書きがあった。
フクシマ原発の現実は、丹精込めた小さな青い実とともに私の朝の食卓にもやってきている。

被害の少なかった仙台の友人は、仲間と塩釜に炊き出しのボランティアに行ったそうだ。
震災前から地元ではちょっと知れたフレンチのレストランがあって、その前を通ると、なんとはや店は再開、「それがね、ふしぎなの。ちゃんと満席だった」
「すごいよね、ちゃんと立ち直るんだよ、人って。もちろん、復興から取り残される人も数知れないんだろうけど」

今日も、確実に、朝はリレーされる。
どうか、わたしたちに、交代で地球が守れますように。

作家
: 正本ノン
プロフィール
   
星座
: 水瓶座
血液型
: A 型

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第2・第4・第5土曜日、日曜日、祝日

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