世良心療内科クリニック

小樽市の心療内科、精神科 世良心療内科クリニック

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コラム

baby step

夏の終わりの正しいエロ

わ、わたしはカエルか?!
いつから、両生類になったんだ??
ってくらい、汗が全身からふきだしている。
手の甲なんか、一面べったりじっとり。

人間、気温が38度も超えると、
いつも通りフツーに息するのもむずかしくなるもんなんですね!
金魚みたくパクパク口あけて呼吸しないと、
酸素が肺まで入ってかない感じって、ひどくないですか?

で、足とか腕とか、ちょっと強くこすると、
垢がねりょっと糸みたいに丸まって出て・・・・。
汚っねぇ~っ!!って??
そ、そ、そうなんすっ。
ちゃんと、毎日お風呂入ってるのに!

いや、毎日どころか、この夏はいつにもまして多く、1日3回も4回もお風呂に入ったぞ!
入るっていうより、湯船につかるっていう方が正しいけど。
シャワーなんかじゃ、全然ダメで。
温度はきわめてぬるめ、35度。
ほとんど水風呂。
足入れると、ひやっとするこの水風呂に、
首までとっぷりつかって、じぃ~~~~っとすること、3分?5分?
やっとこ、クールダウンがきいて、生き返り、
でも、あがってものの10分ほどで、またカエルに逆戻りってさ!
どうなってんの~~~っ??
うっそ~~~っ!もう汗ふきでてる~~~っ!!
で、またざぶ~~ん、じぃ~~っのくりかえし。

この夏は気温が体温を超えるなんて日が何日も続いて、
ひときわ過酷だった。
「生きてるだけで精いっぱいだね」
「地球はこうやって、われわれ人類を淘汰してくんだね」
本気でそういいあった。

「どうする?
この夏が永遠に終わらなかったら?」
「大丈夫だよ。永遠に終わらないものなんて、この世界にはないんだから」
高校生くらいのイケメンくんが言ったら、胸キュンしないでもないセリフを、
60歳の還暦女どうしがいっても、なんだかなぁ~っ・・・。

けど、カエルでもいいこともある。
じとじとの肌は、なんだかいつもより、ぷっくらみずみずしいではあ~りませんか?
最近、めっきりカサカサして、若い知人のスマホを借りて、
でひゅいっとやっても、画面がかわらなくて、
「あぁ、ホントなんっすね。高齢者、うるおい足りないから、スマホ使えないって・・・」
と、感心(!)された身としては、
あきらかにちょっと張りをとりもどした自分の手の甲をば、
しばしうちながめるのでありました。

9月のお彼岸だというのに、東京はまたもや30度超え。
でも、中秋の名月は、本当にみごとだったし、
大合唱だった蝉の声もいつしか消えうせ、
今は、リーリー、虫の音が夜風にのってきます。
確実に、秋は近づいてきているんですね。
北海道じゃ、もう、スタッドレスタイヤのCMがバンバン流れ出してるって、本当ですか?

「もう来年から夏はなくていいよ・・・」
「うっそぉ?いくら。なんでも大胆すぎない、それ?」
「やっぱ、夏はあったほうがいいよ」
「いや、私は断固なくていい!」
肘の手術なんかして、只今リハビリ中の友人は、そりゃぁきっぱり断言したものだった。
う~~~ん。どうでしょう?
春風亭昇太と小朝の二人会の帰り、
やたら昭和くさいぼろい居酒屋の2階座敷で、おだをあげた日は、
まだ、こんな気持ちのいい夜風は吹いてなかった。

風に秋めいた気配がたちだした今夜みたいな日は、
夏が逝くのが、妙に心もとなく感じられる・・・・。

だいたい、単に季節が変わるだけなのに、大げさに
〝逝く”なんて言葉、使いたくなるの夏だけじゃない???

貴方はなにか、いいことありました?今年の夏。
私は海にもいかないまま、夏が終わってしまった。

いや海には行った。
6月1日には、まだ肌寒い中、逗子の花火大会にも行ったさ。
本当の夏に入ってからだと、客がきすぎて収拾がつかないからと、
逗子海岸はこの2,3年、湘南海岸ぞいのなかで、
もっともはやく花火大会を開催してしまっているのだ。
それでも、若い子は浴衣や肌を思いっきり露出したかっこうで、
早くから海岸に陣取り、ちょっこしふるえたりしながら一歩早い夏のページェントに歓声をあげ、
スターマインの派手な打ち上げ音にまけじと、
暴走族の車が通行規制のかかった道路をパオンパオン
クラクション鳴らして飛ばして行ったりしてたっけ。

でもさ、最低でもちゃんと水着になって渚に腰をおろさなきゃ。
熱い砂浜、あじじあじじっ!!なんて悲鳴あげながら、海にかけこんで、
抜き手で波を切らないまでも、
思いのほか大きな波に揺られて、ひゃぁ~~っなんて叫んで、
あがってきたら、雑にタオルでふいて、まだ滴のポタポタたれる指先手で
袋にはりついたポッキーとか、なんだかぬるくなってしまった巨峰をほおばって、
「あ、しょっぱい」と笑ったりしなくちゃ。
“海に行った”ことには、ならない。
もちろん、できたら、そこには、恋する人や愛する人がいてほしい・・・。
ちがう?

そんなふうに、正しく”海に行った”のは、もう20年近く前のことだ。

うわぁ・・・・。
新しい水着じゃなきゃ、カッコ悪くて海なんか行けないよぉ~。
なんて時代が、この私にもあったのに、かつては・・・・。

そっかぁ・・・。
“青春”の定義って、いろいろあるだろうけど。
水着で”海へ行かなくなったら”、青春って季節をすぎさったことになるかも・・・・。

気がつけば、還暦ですからね。
そもそも、青春を自分とひきくらべようってこと自体、ずうずうしいか(へへ)

さて、そんな私の、この夏ナンバー1の思い出はといえば、生ウオーターボーイズだぁ!!

実は、甥っ子が映画『ウオーターボーイズ』のモデルになった川越の高校に通っているのだった。
9月第1週の土日の文化祭は、今や町の名物行事。
交番で道を聞いたら「お、ウオーターボーイズですか?」って、言われるくらい。
若い子の裸目当てかと思われたら恥ずかしいんで(ってことは、少しそうってこと、だね?)
「いえ、甥が通ってるんで」
なんて答えたりして。
「ほぉお、そりゃあ優秀だぁ」
と、とりあえずいわれる程度、地元ではそこそこの進学校。

私の甥っ子は、クイズ同好会にいるのだが、なにせお年頃ですゆえ、
お姉ちゃん(そう呼ばせているのであった…)がノコノコやってくるなんて、
断じて受けいれがたい・・・ってわけで、
「今、むかってるよ」「大丈夫、会ってもしらんふりするからさ」と、
最大限譲歩したメールをいれても、なしのつぶて。
お姉ちゃんは、つらいよ・・・なのだった。

がしかし、めざすは水泳部。
つれない甥っ子なんぞは無視して、むかうは競泳プール。
一日5回公演というのに、長蛇の列。
なかには、かぶりつきの最前列を陣取るべく
、まだまにあうのに、わざわざ次の回を待つ連中の列もできている。

その行列に他のクラブの模擬店の売り子が
「冷たいお茶、いかがですかあ?のど乾いてませんかぁ?」
と、声をかけにくるも、あいにくの曇り空、とんと売れないのだった
ちょこっとイケメンだったりするし、
おばさん、かわいそうになり「くださいな」と手をあげると、
わざわざ指をおって数本の銘柄をあげる。
注文すると、ぴゅっっと走って行ったが、
速攻でもどってきて「すいません。売り切れです」
「じゃ、なんでもいいから」
「あざぁす」
また威勢よくもどってきたけど、今度は500円玉だすと、おつりがない。
あのさ、小銭くらいあらかじめ用意しとけよ。
「いいよ。いらない」
せっかく太っ腹なとこみせたのに、
「あ、いや、ちょっと、そういうのは・・・・」
って、そういうとこ、変に律儀なのは、公立高校だから?
ともかく、偏差値悪くないわりには、要領が悪いのだった。

と、列の先頭では、はやくも歓声があがっている。
なるほど。
プールの入り口では、出番を控えた部員たちが、客を出迎えているのだった。
海水パンツ姿の部員、ってか”男子”は、まぁ、さすが鍛えられた身体。
まっ黒なんだけど、日サロで焼いたのとは明らかに違う健康的なこんがり色。
腹筋はバリバリ板チョコみたいに割れてるし、筋肉がきれいに張りついてる感じも、
自然な美しさ。
そんな男子たちが、満面客の笑みで、ようこそ!と、
迎えてくれるもんだから、観客は嬉しはずかしで、
なんだかようわからん笑い声やら何やらがおきているのだった。
私の前にはちょうどかわいい女子高生3人組がいたのだが、
ピカッ、部員たちの目の色が変わった(^^)!
いや、目の色って、ほんとに変わるのね。
あまりに露骨で笑ってしまった。
女子高生たちも、キャッキャッ、肩すくめあって、笑ったりして。

いいよ、いいよ。
イオお会い恋していっぱいドキドキして、わかすぉ人生をたのしんでくれろ~~~っ!!
うしろのおばさんが、こころの中で、叫んでたなんて、しらないよね、きみたちは。

お客が4,500人も入ったところで、キャプテンが出てきて、簡単な挨拶をする。
“上演中は写真撮影は禁止です”なんて注意もあるんだけど、
そこは部員がバックに段ボールのカメラのかぶりもので
踊りながら出てきたりして、あ、これシネコンの上映前に流されるやつのパロディじゃん?
ついでに、へんなコントみたいなのが、前説がわりにあったあと、
♪どぶね~~ずみ、みたいな♪
って、ブルーハーツの曲にのって、
ウオーターボーイズがバア~~ッと勢いよく向こうのプールサイドに走り出てくる。
で、むだに腕立て伏せしたり、
となりどうしの男子、裸で(当たり前ですね)抱きあってみたり、
もう”おれたち、性力あまってまぁす”みたいなエロ感全開なるも、
ちゃんと笑いにもってくところが、さすが男子高?

大きな拍手と歓声があがるなか、
♪リンダリンダっ~って叫ぶとこで、総勢50名からの部員が一斉にプールに飛び込んだら、
あとは、もう30分間完璧ノンストップ。

きみらはイルカか?ってくらい、くるっくるっ跳ね上がって泳ぎ回って。
「よく疲れないよなぁ?」
「たいしたもんだ」
腕組みしてるおっさんもいれば、
「まぁ、よくここまで・・・」
半分涙声なのは、だれかのお母さんだろうか?

肩車からのジャンプがみんな見事に決まる。
ジャンプに次ぐジャンプ、エグザイル?いや、千手観音か??
プ-ルの端から端まで、同時にあがる水しぶきの美しさ。
意外なのはフォーメーションを変えるために、
みんなが単にクロールで列をつくって泳いでいく姿が
ことのほか、美しかったこと。
派手なスプラッシュもあがらないのに。
彼らがこのプールで費やした日々が、重なるせいだろう?

AKBにモモクロ。ゆず。
いまどきの曲ばかりかと思ったら、途中、いきなり”団子三兄弟”がかかった。
しかも、一度、陸にあがったメンバーが、あやしげなイントロとともに、
次々飛びこんでいったと思ったら、誰もうかんでこない!
で、タタタタタタタッ、団子っ!って歌詞になると、いきなり、ぐんっと頭だけだして、
またすぐ潜ぐって、次にダダダダダダッ団子っ!って顔をだしたときには、
いきなりこっちの際まできてて、ざばっ!!!
全員がいっせいにプールサイドによじ上がってくる姿は、ゾンビの襲撃??
水しぶき派手にまき散らしながら、最前列に腰をおろしたお客のちょうどおでこの先に、
みんなのピッチピチ海パンの股間がくるって、ど、ど、ど、どうよっ!!??!!
きゃぁ~~~っっ!!!
女子高生は悲鳴をあげるし、おばちゃんおじちゃんは大笑いするし、大歓声のうずのなか、
♪アイウオンチュ~~~
って、彼らはもう腰を振りはじめてるし、そりゃもう大さわぎさ!

あとちょっとでクライマックスってとこで、にぶかった灰色の空が
にわかに黒くなりはじめ、雨もぽつぽつ降りだしてきたけど、誰も帰らない。
傘もひらかない。
なんせ、相手が全身ずぶぬれでがんばってるのに、
ただで見せてもらってる私たちが、ちょっとくらい濡れるのがなんですか??

遠雷のなか、最後は映画と同じ、3段ピラミッドからのバック宙が、
みごとに決まって、ウオーターボーイズたちは喝采につつまれた。

そのあと、小雨のなか、プールサイドじゃ、記念撮影大会がはじまった。
ウオーターボーイズたちが全員集まって、まんなかにお客をはさんで、ハイパシャリッ。
私?私は遠慮しましたがな。
ウオーターボーイズのお目当ては、可愛い女子高生だもん。
撮影のたんびに”ウオ~~~~ッ”ってへんなかけ声みたいのかけるんだけど、
AKBのじゃんけん大会の映像見て、会場のどよめきというか歓声とおなじなのだと、
あとで知った。
なるほどね。

もうともかく”飛ばすぜぇ~~っ”感全開の公演は二日で全10回あったらしい。
大丈夫か?
大丈夫なんだろうね。
それくらい若さって、エンルギーにあふれてるんだと思ったら、なんだか胸がツキンとした。

中庭で決して上手とはいえないボイスパーカッションの大会があったり、
ミス川越高校コンテストなんてのもあった。
ミス?男子校だよね、たしか?と思ったら、なんと女装男子による美人コンテストだった。
どうりで、やたらガタイのいいチャイナドレスの金髪かつらや、ぺったんこ胸のはだけた浴衣姿が、そこここで目につくと思ったら、ミスコン出場者だったのか。
なんか、そういうのも、こう男子校ならではの、エロのありかたって感じしませんか?(へへ)

校内はいたるところ、各クラブの模擬店やらアトラクションやらのちらしが、
べたべた貼られてて、階段の手すりも斜めになったケべも埋めつくされてて、がやがやわいわい行きかう客や生徒の声でうるさいほど。

ちなみに、うちの甥っ子はスマホ片手にうつむきがちに歩いてるとこを見かけたけど、
お姉ちゃんとしてはぐっとこらえて、声はかけませんでした。
あとで、そのことを告げると、「あたりまえでしょ」
と、あっさり流されました。
「ウオーターボーイズ楽しかったよ」と告げると
「あぁ、でも、毎年同じことやってるだけでしょ」
とかえってきたのは、軽い嫉妬かな?
「ま、青春してる方々だから、あのかたたちは」
なんて・・・・。

そういえば、駅前には文化祭のはっぴを着て、
のぼりをもった1年生と思しき男子たちが道案内の地図を配ってたり、
校舎の近くでは交通整理をしたりしてる下級生と思しき姿もいっぱい見かけたけど、
だれも昔のようなスコーンとした明るさとか率直さはなくて、
ちょっとはにかんでたり、声をかけるのにもそっぽをむいてたりと、
もひとつ不適合な感じなのが、いかにも今風なのだった。

それでも、ちゃんと来校者に「ありがとうございました」と声をかけたり、
「来年もお待ちしてます」なんて頭さげたり、
ああやって、少しずつ、少しずつ世間ってものとむきあっていくのだろう。

男子高の文化祭に、これぞ正しいエロだぁ!!と、なんだかちょっと笑ってしまった私の夏。
高3最後となる来年の夏は、私の甥っ子にも、”青春”してほしいものだけど。

とりあえず、私は、来年もウオーターボーイズ見に行くぞ~~~~っ!!とはやくも決意したのでありました。
みなさんも、よろしければ、いつか。
一見の価値ありです!!!

作家
: 正本ノン
プロフィール
   
星座
: 水瓶座
血液型
: A 型

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第2・第4・第5土曜日、日曜日、祝日

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