世良心療内科クリニック

小樽市の心療内科、精神科 世良心療内科クリニック

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コラム

baby step

バカぼんのパパも言ってるぞ

突然ですが。

“壁にミミあり、障子にメアリー!”

 

もしや、これだけで、笑った人いませんか?

 

実は、これ「俺たちひょうきん族」でやってたコント。

壁に日吉ミミ(!恋~人にふられ~たの♪)と外人女性のポスターが貼ってあって、

さんざ他人の噂したあと、聞かれてるのがわかって

さんまがワォと驚く・・・みたいな、たわいなぁいネタ。

 

へたしたら2,30年前のギャグだと思うんだけど、

わたし、いまだに突如思いだしちゃ、一人、にやっとするとき、あります。

 

もしや、わたしが「聞き耳おんな」だからかなぁ。

べつにそういうカテゴリーがあるわけじゃないけど。

群衆のなかで、通りすがりの他人がしてる話、ちょろっと小耳にはさんだりするの、好きです。

 

あ、電車にのるのが好きなのは、そのせいもちょいあるか?

 

一番おどろいたのは、いつぞや、満員電車の中で前に立った中年女性二人組が、

ぺちゃくちゃやってた時だ。

 

「ほら、OOっているじゃない?

ニュースやってる。実は彼ンとこの長男とうちの息子が仲いいんだけど。

こないだ、離婚したんですって。結婚式にも行ったんだけど、

すごいきれいでいいとこの御嬢さんだったそうなんだけどねぇ。

わからないもんだわよねぇ、人生って」

「へぇ、幸せにみえるわよね。00って。奥さんもやりてで社長してるって、

別荘で並んで撮ってる雑誌かなんか見たことあるわぁ」

「ねぇ?どこに何がころがってるかわからないもんだわよねぇ。あんな完璧そうにみえてもねぇ」

げげっ。

二人の話はさらに続き、おかげでわたしは20年以上会っていない同級生の家庭の現状を知ることとなった。

たしかに、かっこいい人で、奥さんも一応顔見知りだったけど。

「あの、わたしも知り合いですけど」

って、一瞬立ち上がりたくなったけど、そこはそれ、ぐっとこらえたデス(へへ)。

 

他人が聞き耳たててるの、わかってても止められないことって、ありますもんね。女って。

ん?男もか?

 

その昔、OLになって驚いたことのひとつは、実に男がおしゃべりってことだった!

学生ならいざしらず、会社員とか大人の男の人って、なんか考え深そうで、

重要なことしか言わなくて、みたいな印象がまだあった、1970年代って、そんな時代です。

 

今ならね、男がどんなにぺらぺらしゃべっても、いい年してチャラくても、

別に「あっそう?」「だよね?」って鼻先で笑うくらいだけど、昔はね、ちがった。

大の大人は、ワイドショーだとかテレビのドラマなんか見なかったし

ましてやゲームにはまっったりしてなかった。

電車の中でも、新聞読んでるか将棋の棋譜見てるか、本読んでるか。

つまり、大人って、ちゃんと大人らしく!見えたんですよ。

と、と、ところが!

 

ま、わたしの入ったところが、小さな広告代理店ってこともあったかもしれないけれど。

営業の連中が朝っぱらから、うちのテレビ課長のとこへやってきては、社内外の噂をしまくってたっけ。

やれ、どこのだれが昨日クライアントの誰それと飲みに行ったが、なんたらかんたら・・・。

何課のだれちゃんと誰々がつきあってるみたいだが、そこに他の男もからんできて云々かんぬん。

いやぁ、その中身のどうでもいいこと、くだらないことと言ったら。

でも、ある日、気づいた。

男たちの噂話は、即、自分の出世だとか社内での覇権争いと直結しているゆえなのだ、と。

 

男の嫉妬は怖いとも思った。

女の嫉妬も、そうとうなものだけど、社会的地位のかかった男の同性に対する嫉妬は、

陰湿な足の引っ張り合いや蹴落としに容易にスライドするもんなんですね。

 

今やもう男女平等(!)に、この嫉妬が悪意と憎悪をともなって無限増殖してるのが、

ネットの炎上とか私刑(リンチ)ってやつ?

 

オリンピックのエンブレム問題。

最初はわたしも、あぁあ、どうかと思うワ、とデザイン者の栗頭みてあきれてるだけでよかったけど、

次から次へと疑惑が暴かれていくに至って、恐怖をおぼえたゾぉぉぉおっっっ!

 

そりゃ、盗作もパクリもみんな最低最悪ですけどさ。

ネット内で血眼になって似たデザイン検索して、

ほらあった!!ここにも!ここにも!!そら、まただ!!!みたいなのって、

ほんと、獲物をよってたかって追いつめて舌なめずりしてるようで。

残忍な、血の匂いがする。

あげくに、

“ついにわれらがやりましたぞ、ネット民!”

と呼びかけて凱歌をあげるって、ヘイトスピーチとうりふたご???

 

持たざる人々の、持てる人々への嫉妬、憎悪。

正義は我にありという、圧倒的自己肯定感。

達成感。

そういえば、昔、つきあってた年下の男の子がいってたっけ。

「お前らみたいに、すぐ正論吐くやつが、愛国婦人会になんだぜ」

「失っ礼ネ!どこがよ!」

と、当時のわたしはブンブンにむくれたが、むくれたぶん、

いつも自分は正しいと思っていたのかも・・・・。

 

盗作が”悪“なのは、たしかだ。

責められるべきも、自業自得といってしまえば、それまでだけど。

でも、“目には目、歯には歯”でしょう?

 

誤解されてるけど、このハムラビ法典の一節は、

もともと過剰報復をいましめたものなんだとか。

つまり、限定法案なんだそう。

盗んだからって、罰として命まではとっちゃダメ、目をやられたら、罪の贖いは目を奪うことまで

刑罰として目も鼻も耳も!は許されないって原理によっているのだそうだ。

 

“ほどほど”って、“知恵”が、われらにはあるんじゃなかったでしたっけ?

 

そうだそうだ。

バカぼんのパパもいってたど~~~っ。

“ものごとには限度があるのだぁ~っ!!”

って。

 

ほんと、なにもかもすぐ極端にふれてしまうって、どうよ?

でもって、ひとつ片付いたと思ったら、すっかり忘れ、さぁ、次だ!とばかり

新たなトピックさがしに鼻をぴくつかせるって、どうよどうよ?

美しくなくなくなぁい?

 

近ごろ、“聞き耳”女は、匂いにもけっこう敏感ですノ。

ともかく、なんだか昨今やたらきなくさい臭い気がして・・・。

 

10日連続、太陽を見ていないと思ったら、湿度70%超え。

身体中にまとわりつく湿気がこの国にうずまいているい悪意のようなものにも思え、

うっとうしさにいらだちながらも、めずらしく

“考えねば”“耳をすまさねば”と内省する夏の終わりなのでした。

 

作家
: 正本ノン
プロフィール
   
星座
: 水瓶座
血液型
: A 型

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第2・第4・第5土曜日、日曜日、祝日

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